きちんと休みが取れる環境への転職／情報部門のスタッフ→情報関係の学校職員
転職した方
■今回、転職をした方は、大学院卒業後に2社経験している36歳の男性です。大学、大学院と理系の情報系の学科に進み、システムエンジニアとしての基礎を学んだあとは、大手金融機関の子会社のシステム会社へ就職しました。新卒で入社した会社でエンジニアや営業などの経験を数年積み、ITシステムのセキュリティの会社へ転職して、3年目です。
転職理由
■転職理由は、「休みをしっかりとりたい」為でした。ITシステムのセキュリティを担当していた為、システムに問題があったり、またうまく稼働しないと、休みでも夜中でも連絡があり、それに対応しなければなりませんでした。その為、休みの日も休んでいる感覚が無く、常に仕事に追われている感じだったようです。また、休みの日も外出もしにくくなり、家族との時間も作りにくくなっていったようです。
■お子さんは2人目が生まれることもあり、このままの生活だと家族生活がうまくいかなくなると思ったのが、転職理由です。また、休みにゆっくり休めずに、精神的にも肉体的にも限界だったようです。
転職方法
■転職方法は、転職サイトから応募しました。募集を探す際の基準は、これまでの経験を活かして働くことが出来ることを基準に探したそうです。もちろん、労働環境に関しても注意していたようです。数社応募するなかで、大学や専門学校を運営している会社が、ITエンジニアの教師の募集を出しているのを見つけました。学校法人であれば、例外はあるものの、学校が締まっている夜中や、休校日などは基本的に仕事は休みであると考えたようです。更に、これまでのIT技術者としてのご経験も活かせると考えたようです。
■募集している会社は、採用窓口を外注している会社だったため、応募後は一旦、採用を外注されている会社とやり取りを行いました。そこで、WEB履歴書の添削と本履歴書の作成の指導を受けて、応募した会社に併せて変更したようです。その採用を委託されている会社の担当の押しもあり、面接まで進みました。
■面接対策でも志望動機についての指導があり、当初の転職理由である「職場環境の改善」だけだと印象が良くないとのことで、教育業界への思いについてもまとめることに。転職者本人も納得したようで、再度志望動機を練り直したようです。もともと、教育業界に全く興味が無かったわけではなかったようなので、志望動機の作成もすごく苦戦することも無かったようです。これからのIT教育が進むという未来や、これまでの会社で後輩などに指導した経験をまとめて作ったようです。
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■書類選考、面接対策の甲斐もあり、無事に内定。ただ、現在の年収とは100万円近く下がったようですが、将来の年収アップの話を聞き、将来を見越して転職を決めたようです。年収は約450万円。
まとめ
■この時代に、超過労働を行っているところもまだあるのかと思い、転職で少しでも多くの人が改善できればと思いました。数年前よりもエンジニアの働き方や待遇が良くなってきているので、もし迷っている方がいれば中途採用の募集内容を見てみるきっかけになれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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